著者ピーター・リンチは、全米NO.1ファンドマネジャーとまでいわれた
株式投資界の伝説の人物です。
アメリカの株式市場が不況に吹き荒れていた、
1977年から1990年の13年間で、2000万ドルだったマゼラン・ファンドを
140億ドルという驚異的なファンドに育て上げました。
ウォーレン・バフェットと並んで、
ファンダメンタルズ投資、長期投資の師とされているリンチは、
この本で、個人投資家が典型的なプロのファンドマネージャーより
優位性があることを述べています。
今私達が身近に利用している、マクドナルドの株も
一株何セントの時代がありました。
その時代にマクドナルドの株を買っていたら、
いまや大金持ちになっているのはいうまでもありません。
私達が身近に利用している店で、「この店は便利だなぁ」
「とっても雰囲気のいい店だなぁ」と感じるところがあるはずです。
そのようなことを肌で感じることができるのも個人投資家の強みだと、
リンチは語っています。
この本は一度1989年に大ヒットしましたが、
本書はそのミレニアム版です。
初版から10年以上も経過するこの本がいまもなお多くの人に
読み続けられているということは、
誰もが価値ある本だと認識しているからでしょう。
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